原子力規制委員会

久しぶりに、原発の話。民主党政権が、国会も通さずに単独で結成した「原子力規制委員会」。元原子力委員会委員長代理であり、原発推進の立場に立つ田中俊一氏委員長を務め、委員長や委員の多くが原発関連企業から献金を受けるなど「原子力ムラ」の人たちで構成されているなど、多くの国民の反対の声を無視して結成されました。この「原子力規制委員会」が結成後、まず行ったことが「原発」ではなく「報道」の規制。なんと、定例の記者会見から「特定の主義主張を持った機関の機関紙はご遠慮いただく」といって「赤旗」の記者を排除する。フリーの記者も、どんな雑誌にどんな記事を書いているかを見て「特定の主義・主張をもって書いている人」は排除する。という、方針を打ち出してきました。これは、同委員会が謳っている「透明性の確保」に反するだけではなく、国民の「知る権利」、「言論の自由」にも反する、暴挙です。しかも、その理由が「特定の主義主張」から「政党の機関紙」そして「会場が狭いので入りきらない」と日を追うごとに変わるという杜撰さ。記者会見というのは、主催者が報道を通じて、自らの主張を述べるだけでなく、記者を通じ疑問に答えていく場でもあります。だからこそ広く開かれたもので無ければなりません。それを規制するのですから、彼らの掲げる「信頼性の回復」などほど遠いといわざるを得ません。(今日は写真ナシです。スイマセン)

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