小石川植物園の緑を守ろう!

文京区に行くと、いつも驚かされるのは、緑の多さ。都心でありながら、木々や草花の多い公園がいくつもあり、癒されるものです。なかでも、自然の宝庫ともいえるのが「小石川植物園」。一般の人たちでも見学できる(有料)、東京大学の付属の研究施設であり、江戸・徳川の時代の薬草園でもあった、日本最古の植物園です。27日に、視察に行ってきました。この植物園の「万年塀」の改修に乗じて、敷地を削り、脇の道路を拡張するという計画が進んでいます。この「万年塀」の改修自体は、住民から強く要望されていたものでした。老朽化し、いつ壊れてもおかしくない状態でした。しかし、東大側は「お金が無い」と、長い間おこなっていませんでした。それが、2009年。文京区が、国の交付金を使った約5億円の計画を提案し、東大は区に道路拡張分(1277平方メートル)の敷地を永久貸与するという協定を結んでしまったのです。そして、多くの住民に詳細が知らされないまま、工事を始めてしまいました。この植物園は、東大の研究施設ということもあり、希少な植物が多く、出来るだけ自然な状態で植栽されています。希少な(日本でここにしかない)植物が、この工事によって、削り取られ、傷がつき、生態系にも影響が出るなどといったことがおきています。長い間、周辺住民のみならず多くの人たちから愛され、学術的にも大きな価値のあるこの植物園がこのように壊されるわけには行きません。南側道路は工事が行われましたが、ほかのところの着工はまだ未定です。「小石川植物園を守る会」の方々が署名を集めています。(現在 12、000筆)声を広げて何とかこの植物園を守っていきましょう。詳しくは、こちらのサイトへhttp://koisikawa-mamoru-kai.la.coocan.jp/ (「小石川植物園を守る会」ホームページ)http://www.bg.s.u-tokyo.ac.jp/koishikawa/KoishikawaBG.html(「小石川植物園」ホームページ)

 

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今回 視察に参加した、笠井衆議院議員、吉良よし子さん、小竹前都議、日本共産党文京区議団から、島元区議、国府田区議、金子区議、高畑区議

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            園内を視察後、「守る会」の人たちと懇談しました。

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           ここがすでに工事された、南側道路。

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